大阪唯一の公立シード校の八尾が、8強入りした21年以来の4回戦に進んだ。花園に11-1で6回コールド勝ち。「春とは1球の重みが違う夏で、西川がいなくても勝ち上がった」。園田瑛児主将(3年)は一丸の勝利に胸を張った。

春はエース西川侑志(3年)の連続完封で16強に進出。夏は府8強以上を目標に掲げた。初戦の山本戦は南樹希(いつき=3年)が完投し、この日は桐山碧波(あおば=2年)が先発。投げて4回2安打1失点、打っては二塁打を2本と投打で貢献した。大黒柱以外の投手で快勝した。長田貴史監督(46)も喜んだ。「四球も出たんですけど、桐山がよく投げてくれた。チャンスの時には打って得点に結びつけてくれた」と笑みをこぼした。

3年生は試合前日、スーパー銭湯で汗を流す。昨夏の新チーム発足後は投手・捕手・内野手・外野手と4つの「野球ノート」を取り入れ、日々のプレーを振り返ることを日課に。文武両道を目指す学校で、勉強と野球に打ち込む時間をきちんと切り替え、どちらの時間も充実させる。部員たちは「部活の後は東進ハイスクールに行きます」と明かす。1990年の渋谷以来、大阪の公立校33年ぶりの夏の甲子園出場へ、また1歩前進した。【中島麗】