12日にノースアジア大明桜(秋田)と対戦する八戸学院光星(青森)は10日、大阪府内で調整。自身2度目の甲子園に臨む洗平(あらいだい)比呂投手(2年)は、今夏から兄歩人さん(国学院大1年)と同じ背番号「1」を背負う。洗平がエースにふさわしい投球で相手を圧倒し、兄と周囲の期待に応える。

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夏の県大会は、19回2/3を投げ1失点。20奪三振、防御率0・46と絶好調。この成績から「背番号1」をつけることになった洗平は「県大会でやることをやってもらえた番号」と胸を張った。しかし、「マウンドに行ったら(背番号が)1だろうが、10だろうが11だろうがやることは変わらない」といたって冷静。「良いピッチングをしないといけない。しっかり(兄の)歩人の分も、周りの期待に応えられたらなと思います」と、エースの自覚を胸に秘めている。

この日はブルペンで約30球。全球種を投げ、精度、身体の感覚を確かめた。「試合をつくらないといけないので、低めに集められるように意識しました」。県大会決勝では左足を捻挫し、3回で降板。そのけがも「もう完治しました」。大会前は毎回のようにけがをしていたが、この捻挫を機に「インナーマッスルが大事」だと認識。けがの予防のためにチューブトレーニングを取り入れ、日頃のケアも入念に行い、けがのない万全の状態で本番を迎えられたことで自信がついた。

兄の分も…。2回目の聖地に兄歩人さんからは「うらやましい」と言われたという。洗平は「その思いも大事に戦っていきたい」と、多くの期待に応える覚悟だ。甲子園では「勝つことが絶対条件。勝ちにつながるようなピッチングができれば」と力を込めた。相手が誰であろうと、頂点まで絶対条件をクリアし続ける。【濱本神威】

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