史上7校目の夏連覇に挑む仙台育英(宮城)が22日、慶応(神奈川)と対戦する23日の決勝(午後2時開始)に向けて、兵庫県内のグラウンドで調整。約1時間の打撃練習で汗を流した。

練習後、取材に応じた須江航監督(40)は慶応の印象を聞かれ、「勢いだけじゃなく真に実力もある。知性の高いチームで、瞬間、瞬間の判断がすごく良い。当たり前かもしれないですけど、一番強いチームが上がってきたなと思います」と語った。

昨夏の東北勢初優勝からこの日でちょうど1年。指揮官は「今日で365日がたって、(決勝が)366日目なんですね、優勝から。新しいスタートだなと思っている。終わりじゃなくて、スタートになるんじゃないかな」。この1年間のスローガンは「Just Do It」。「とびきりの笑顔でやってくれたら。準備はしっかりできましたから、結果は後からついてくる。『あとはやるだけ』と多分、思える」。夏連覇へのラストスパートではなく、心技体とも整え、決勝のスタートラインに立つ。