第105回全国高校野球選手権記念大会で準優勝した仙台育英(宮城)が24日、地元仙台に帰郷した。

仙台駅では多くの市民の歓迎を受け、その後は市内の同校で報告会に出席。須江航監督(40)、山田脩也主将(3年)が学校関係者や保護者ら約350人に、大会の応援を感謝した。新チームの初戦は27日、秋季宮城県中部地区大会の準々決勝で仙台商-東北の勝者と対戦する。

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2年連続で決勝進出を果たし、準優勝に輝いた仙台育英ナインが杜(もり)の都に堂々と降り立った。仙台駅での凱旋(がいせん)を経て、同校での報告会に出席し、銀メダルを首からかけた須江監督は「最後の最後に優勝という結果はついてこなかったが、限りなく金色に近い銀メダルだなと思います」。支えてくれた控えの野球部員や応援してくれた吹奏楽部、チアリーディング部などの生徒らに感謝を伝えた。

甲子園では1回戦から決勝までの6試合を戦い、初戦から浦和学院(埼玉)といった全国トップレベルのチームと激突。東北6県の思いを背負って挑んだ決勝では、今春センバツの雪辱に燃えた慶応(神奈川)に2-8で敗れた。U18日本代表に選出された山田は「3年生はこれで一区切りで引退となってしまうが、それぞれ次のステージに向けて飛躍できるよう、これからも頑張っていく」と言葉に力を込めた。

2年連続で「長い夏」を過ごしたが、次の戦いは目前だ。来春センバツにつながる秋季大会の初戦を27日に控え、準々決勝から登場する同校は県大会(9月12日開幕)出場権を持つが、初戦から実力校とぶつかる。須江監督は「去年のスタートから比べるとぐっと(力は)落ちる。『ここからみんなで歯を食いしばって頑張って、みんなで肩を組みながら頑張っていくぞ』と言いたい」と気を引き締めた。先輩の雄姿を目に焼き付けた後輩は、指揮官とともに1歩ずつ成長を遂げていく。【相沢孔志】