来春のセンバツ出場校を選ぶ重要資料となる秋季九州大会(28日開幕、久留米市野球場など)の組み合わせ抽選会が20日、福岡市内で行われた。

福岡王者の東海大福岡は、初戦で九州学院と対戦。身長187センチの最速142キロ右腕、佐藤翔斗(しょうと)投手(2年)を軸に、17年春以来3度目の甲子園を目指す。今夏全国4強の神村学園(鹿児島)は、3季連続聖地を狙う沖縄尚学と激突する。九州地区のセンバツ枠は4。

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東海大福岡の初戦は、昨夏甲子園8強の九州学院との対決になった。OBで就任2年目の中村謙三監督(37)は「強豪の伝統校だが、やるからには一戦必勝」と気を吐いた。6年ぶり聖地へのキーマンは“鉄腕エース”佐藤だ。「(福岡)大会を通じ、責任感が芽生えた。信頼は大きいです」と絶大な期待を明かした。

福岡大会は、決勝まで6試合先発して5完投。飯塚との決勝も128球で7安打2失点完投するなど、抜群のスタミナを披露した。

夏場から下半身強化に取り組んだ。その成果で直球だけでなく、スライダー、カーブ、チェンジアップ、カットボールの変化球もキレが増したという。佐藤は「体力がなかったので、秋は1人で投げられるように走り込みました」と手応え十分。全てをパワーアップさせ福岡の頂点に導いた。

甲子園切符をつかむ目安は2勝を挙げての九州ベスト4。「最少失点に抑えたい」と必勝を期す。憧れのオリックス山本由伸ばりに「投げたら勝てる投手になりたい」と燃え、快投で貢献する覚悟だ。【菊川光一】