26日のドラフト会議で指名されなかった広陵(広島)のスラッガー真鍋慧内野手(3年)が進学先を大商大に決めたことが28日、分かった。受験を経て入学を目指す。

真鍋は高校通算62本塁打で甲子園にも3度出場。身長190センチの長距離砲として今年の高校生ではトップクラスの評価を受けていた。春にプロ入り志望の意思を固めたが、ドラフト指名が4位以下なら大学進学と決め、各球団にも意向を伝えていた。

前日は会見場で、中井哲之監督(61)と待っていたが4位の指名終了後に途中退席。同監督は「これが現実。しっかり受け止めて、大学でひと回り大きくなってほしい。悔しさをバネに頑張ってくれると期待している」としていた。4年後のドラフトでのプロ入りを目指す。

大商大は今秋に4季連続優勝を飾った西日本を代表する強豪。中井監督の母校でもあり、広陵からは今回のドラフトで広島に2位指名された高太一投手や、来年のドラフト上位候補の渡部聖弥外野手(3年)らが進んでいる。