近畿大会は大阪桐蔭(大阪1位)の3連覇で幕を閉じた。各校、好投手をそろえ、ロースコアの接戦が多かった。広い球場でもあったが、15試合で本塁打は1本も出なかった。

来春センバツの一般選考枠は「6」。例年、ベスト4は安泰。決勝を戦った大阪桐蔭、京都外大西(京都1位)のほか、準決勝で大阪桐蔭に0-4で敗れた京都国際(京都2位)、京都外大西に0-1で敗れた耐久(和歌山1位)も大きなマイナス点はなく当確だ。

残り2校は準々決勝で敗退した4校から選ばれるのが通例。ともに県1位校で準々決勝で1点差で敗れた報徳学園と近江が優勢だが、履正社と須磨翔風もそれぞれ強みがある。8強敗退組の内容は以下の通り。

 

◆報徳学園(兵庫1位)

優勝した大阪桐蔭に3-4。間木歩、今朝丸裕喜(ともに2年)の2枚看板は全国レベルで、今年も守備が堅い。激戦区兵庫の1位はアドバンテージ。

 

◆近江(滋賀1位)

京都国際に0-1サヨナラ負け。エース西山恒誠(2年)は1回戦で驚異の76球完封。2試合で1失点と大会随一の安定感だった。そつのない野球で大崩れしないが、2試合で2得点の打力が難点。8強唯一の滋賀勢のため、評価が並べば優位かもしれない。

 

◆履正社(大阪2位)

京都外大西に7-10。大差から終盤追い上げたが完全な負け試合だった。エース高木大希(2年)は準々決勝では打たれたが屈指の好投手。大阪決勝で大阪桐蔭と3-2の接戦を演じたこと、近畿大会2試合で15得点の打力が評価に反映されるか注目される。

 

◆須磨翔風(兵庫2位)

耐久に1-4。好投手・槙野遥斗(2年)が1人で投げ抜いて激戦の兵庫を勝ち上がり、初の近畿大会でも1勝。耐久との試合は2日連投の影響もあった。8強敗退組で唯一の公立校。春夏とも甲子園出場経験がない点の評価はどうか。県1位の報徳学園との比較になると苦しい。