第96回選抜高校野球大会(18日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が8日、大阪市内で行われた。昨秋九州大会4強の東海大福岡は、21日第4日第1試合の宇治山田商(三重)との初戦が決まった。バッテリー中心の堅守から勝機を見いだし、初の4強以上を目指す。初出場の九州王者、熊本国府は近江(滋賀)、明豊(大分)は敦賀気比(福井)、神村学園(鹿児島)は昨秋明治神宮大会準Vの作新学院(栃木)と対戦する。

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センバツ1回戦の不敗神話継続だ! 東海大福岡は過去2度とも初戦を突破。主将の井上和翔(かずと)捕手(3年)は7年ぶり3度目の相手が宇治山田商に決まり「安心しましたが、ここからです」と引き締めた。同校初の4強を狙う初戦へ「(エース)佐藤とバッテリー中心に良さを出して、東海大福岡らしく戦いたい」と意気込んだ。中村謙三監督(37)は相手の印象について「複数の投手がいて力がある。左バッターが5人いたと思うので、対応を考えていきたい」と策を練る。

最速142キロの本格派右腕、佐藤翔斗(しょうと)投手(3年)が目標成就のカギを握る。昨秋九州大会以降の進化で勝負する。「力が横に抜けていたフォームを改善した」といい、投球動作を見直して力強さが増した。プレートを踏む位置を一塁から三塁端に変更し、ボールの出所を見えにくくした。さらに、チェンジアップの握りを工夫したことで、横の曲がり幅が大きくなったという。

今春から飛ばないとされる新基準の低反発バットが導入される。「基本的な投球は変わりませんが、ゾーンに強い球を配球できたら打ち取れると思います」と自信をのぞかせた。有効とされる内角攻めや、カーブ、チェンジアップも使って芯を外す巧みな配球で打ち取っていく。中村監督は「制球力を増す練習をしてきて、改善できている」と手応えを感じている。

初の対外試合となった3日の福岡工戦は、5回3安打無失点で勝利(9-1)に貢献して、141キロも記録した。その後も東海大熊本星翔戦で5回1失点、九州国際大付(福岡)戦で7回1失点と調整は順調だ。

昨秋九州大会後、右肩痛の影響で長期離脱した井上和翔捕手(3年)が、2月中旬に復帰したことも大きい。バッテリー中心の堅守から、しぶとく勝機を見いだす。【菊川光一】

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