高校野球の春季和歌山大会の準々決勝4試合が27日、紀三井寺公園野球場で行われた。プロ注目の和歌山東・谷村剛内野手(3年)は1安打1打点2得点と奮闘し、5回コールド勝ちに貢献した。今春のセンバツに21世紀枠で出場した田辺は、市和歌山に延長タイブレークで惜敗。耐久、智弁和歌山も4強入りした。

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耐久が高野山に5-1で快勝し、春の和歌山で20年ぶりの4強入りを決めた。エース右腕の冷水(しみず)孝輔投手(3年)が1失点の力投で、2試合連続の完投勝利を挙げた。初出場した今春のセンバツでは1回戦で中央学院(千葉)戦に先発し、7回13被安打7失点(自責4)で降板。「甲子園で野球ができたのはすごくよかったですし、『あの敗戦があったから、夏にもう1回甲子園出られた』と言えるようにやっていきたい」と先を見据えた。