尾鷲が昨夏王者で第5シードのいなべ総合学園を下す大金星で、2年連続の初戦突破を果たした。

4-4の同点の9回2死満塁から、主将の山城璃毅之内野手(3年)が値千金の左越え満塁本塁打で勝ち越しに成功し、逃げ切った。

尾鷲は春夏通じて甲子園への出場経験がなく、今春まで部員が8人のみで、紀南と連合チームを組んで春の県大会地区予選に出場していた。新1年生が7人入部し、単独チームで大会に出場。部員15人、マネジャー8人のチームが一丸となり、番狂わせを起こした。

伊藤大希監督(28)は「部員全員ができることをやってくれて、日頃の練習の成果かなと思う。感謝というか感動というか、よう頑張ってくれたのひと言かなと思います」とナインをたたえた。

次戦は19日に神戸(かんべ)と2回戦(津市営球場)で対戦する。指揮官は「今日もちょっと体がボロボロになったので、まずゆっくり休んで、心と体をまた準備し直して次に臨めたらなと思います」と力を込めた。

また、伊藤監督はいなべ総合学園の3年生に向けて「前年度優勝校というところで、前のチームと比較されることも多かったでしょうし、勝つことを求められたり、いろいろ辛いこととかしんどいこととか、厳しいこととかあったと思います。今日はたまたまうちに軍配が上がったんですけど、この1年やってきたことは無駄じゃないと思いますし、いなべ総合学園の3年生の子たちの人生が豊かになってくれたらなと思います」とエールを送った。

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