新発田南のエース左腕、小林佑投手(3年)が上越を6安打9奪三振に抑え、2試合連続完封を演じた。チームは2年ぶりの4回戦進出を果たした。

最後の打者を見逃し三振に仕留め、小林はガッツポーズでマウンドを下りた。9回裏は2死二、三塁と1打逆転サヨナラのピンチ。「打者と自分の勝負。やってきたことをすべて出すつもりだった」。外角の直球に反応させず、最少リードを守り切る。これで継続試合だった2回戦の新潟第一戦から続いて、18回連続で0を並べた。

雨のため開始が1時間11分遅れ、試合中も2度、計28分間中断した。「絶対に勝つ、とみんなで声をかけあって集中した」と言う。上越には春季県大会4回戦で、3-4で敗れている。そのリベンジマッチ。エース、そして4番で主将の小林にとって、チームをまとめることも大切な役目。1点差に「プレッシャーがあった」というマウンドでは、チームメートの顔を見て気持ちを落ち着かせた。

今大会は雨との戦いが続く。8日の予定だった新潟第一戦は2日間順延で10日になった。それも雨のため0-0の6回終了時で継続試合に。翌11日の仕切り直しの1戦も、雨天の影響で開始時間が約4時間遅れた。

それでも冷静に対処してきた。「体が硬くなると試合の入りが悪い」。待たされている時にはストレッチを入念に行う習慣をつけた。春季県大会後の練習試合では救援登板が増えた。小柳徳之監督(60)は「先発の時も救援の感覚で試合に入れば力が出せる」と狙いを話す。新潟第一戦の初回は3者三振で、上越は4回まで無安打。コンディション調整と練習試合の経験が生きている。

「手ごたえはある」。小林は、この先の勝ち上がりにも自信をのぞかせた。【斎藤慎一郎】

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