夏4連覇を狙う絶対王者の明豊が、ドラフト候補で最速148キロを誇る本格派右腕を倒した。
中津東のエース金田龍乃介投手(3年)と対戦。好敵手を前に、川崎絢平監督(42)は手堅かった。
「打つだけじゃなく走塁、バントを絡めながら点が取れればなと思っていた」
6犠打に4盗塁とまさに機動力野球だった。象徴的だったのは1-0の3回無死一、二塁。4番舩見侑良(ゆうら)内野手(3年)にも迷いなく送りバントのサインを出した。「攻撃の総合力で点を取る」と川崎監督。派手さはない。小技を駆使し、着実に次の1点を取りにいく姿勢を貫いた。打線も放った全11安打中すべて単打。大振りを捨て、プロ注目右腕から7得点で攻略した。「こっち(明豊)のやりたい野球を生徒たちが表現してくれた」。
理想的な試合運びで8回コールド発進も、川崎監督は足元を見つめる。「まだ始まったばかり。この状態を維持できるかどうか。どんな状況になってもチーム全体で勝てるように、全員でしっかり準備したい」。前人未到の大会4連覇へ、気持ちを引き締めた。

