<高校野球長崎大会:創成館4-0清峰>◇29日◇決勝◇長崎県営

今夏1回戦から決勝まで、全6試合を完投した。約2週間で、54イニング&741球。1人で投げ抜いた「鉄腕」の夏が終わった。

9回2死走者なし。初球を打ち上げ二飛で最後の打者になった。両手を腰に当て、ベンチに戻る途中でひざをついて泣き崩れた。「悔しいのが一番。甘く入らないよう意識したけど」と唇をかんだ。一方で「いい雰囲気で終われました」とやりきった充実感も交錯した。

エースの意地は見せた。相手のしつこいバント攻勢などでスタミナを削られた。それでも自己最速を1キロ更新する145キロをマークするなど、猛暑の中の連投とは思えないタフネスぶりで、創成館打線に立ち向かった。

ポテンシャルを存分に発揮し、長崎にそのの名をとどろかせた。卒業後の進路については「大学か就職です」と明かした。入江文和監督(43)は「次のステージで活躍してもらいたい」と大きな期待を込めた。【菊川光一】

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