関東第一(東東京)は決勝でタイブレークの末に敗れ、あと1歩で初優勝に届かなかった。

2点を追う延長10回、1点を返してなおも2死満塁。一打サヨナラ優勝というチャンスを作ったものの、3番坂本慎太郎外野手(2年)が空振り三振に倒れた。

米沢貴光監督(49)は「悔しいですね。あと1歩届かなかった。何が届かなかったのか。これを課題にして、また戻ってきて挑戦できるように頑張りたいです」と唇をかんだ。

9回裏も2死満塁まで作ったものの、最後は右飛に。「あそこで勝ちきれなかった気持ちがちょっと強すぎて」とベンチ全体で切り替えきれなかったところを反省した。

昨秋の明治神宮大会では打力が目立ったものの、新機軸のいわゆる「低反発バット」が採用された今春センバツは初戦敗退。その後の都大会でも修徳に0-1で敗れた。夏の東東京大会も初戦で芝に4-3でタイブレークの末にサヨナラ勝利。土壇場をしのぎながら勝ち上がった。米沢監督はそこに思いを寄せる。

「京都国際の選手たちは日本一をすごく意識していたと思うんです。もしかしたら、そこがうちには足りないピースだったのかなと。センバツに負けて、甲子園に来ることが最大目標になってしまっていたので」

指揮官はそれでも「1戦1戦、本当によくやった」と選手たちをたたえる。甲子園では5試合中4試合が1点差。全国3440チーム目の敗者は、とても手堅かった。【金子真仁】