23年ぶりのセンバツ出場を目指す近大付(大阪)が、8年ぶりの近畿大会出場を決めた。ソフトバンク小久保裕紀監督(53)のおいで「1番三塁」で出場した小久保成逢(せいあ)内野手(2年)が、4打数3安打1打点で勝利に貢献した。

1点を先制された初回に右中間を割る二塁打。その後無死一、三塁で3番打者の右飛をさばいた右翼手が悪送球する間に、三塁走者の小久保が本塁にヘッドスライディングで生還して、同点に追いついた。さらに2回2死一、二塁の第2打席では、勝ち越しの中前適時打。4回1死にも遊前の内野安打をマークした。

「家族が全員野球一家です」。父隆也さんは智弁和歌山で、国学院大3年の兄快栄さんは、明秀学園日立(茨城)の在学時に甲子園の土を踏んだ。「その場所まで自分も行きたい」と夢を描く。

同校とともに近大新宮(和歌山)が4日、3年ぶり2度目の近畿大会出場を決めた。近大の付属校2校が近畿大会に進出するのは初めて。近大も今年創立100周年を迎える節目の年で藤本博国監督(55)は、「素直にうれしいですね」と喜んだ。【中島麗】

◆小久保成逢(こくぼ・せいあ)2008年(平20)年10月1日生まれ、東京都板橋区出身。年長の5歳で野球を始め、小学4年から深川ジャイアンツに所属。中学では2学年上の田中陽翔(健大高崎→ヤクルト)と東練馬シニアでプレー。近大付1年秋にメンバー入り。右投げ右打ち。身長174センチ、体重73キロ。父隆也さんは主に投手として智弁和歌山、青学大、ホンダでプレー。父の2歳上の兄は、ソフトバンク小久保裕紀監督。