今春センバツ4強入りの専大松戸が7回コールドで準決勝進出を決めた。

勝利の立役者は、プロ注目の主砲、吉岡伸太朗捕手(3年)だ。1本塁打を含む3打数3安打5打点と全打席で安打を放ち、単打が出ればサイクル安打だったが、コールドゲームになったため4打席目を前にゲームセット。「場面によってチームバッティングをしていこうと思っていた。勝つことだけを考えていました」と、納得した表情を浮かべた。

まずは初回、2死二塁。カウント0-2からの内角高めのスライダーをフルスイング。打球を右翼芝生席へ突き刺した。「2ボールになったので、次は絶対にカウントを取りに来る。そこは1発で捉えてやろうと思っていました」。一振りで仕留め手応えをつかむと、4回の2打席目は先頭で外のチェンジアップを右越え三塁打。5回の3打席目の2死満塁では「ここでしっかり1本打てれば、本物の4番」と自分に言い聞かせ打席に入り、内角真っすぐを右越え適時二塁打に仕留めた。

今や攻守でチームの柱だ。守備では、公式戦初登板初先発の2年生、畠山真大投手に「低めワンバンを全部止めてやる」と声をかけ、最速145キロの真っすぐとスライダーを軸に好リード。5回には持丸修一監督(78)から投手交代を相談されても「大丈夫です、いけます」と力強く返答。7回コールド完封勝利に導いた。

持丸監督は「今日はキャッチャー(吉岡)が引っ張ってくれた。打撃でも、もともとああいうバッティングはできる子。今日しっかり打てましたね」と、ご機嫌だ。吉岡は「どんなピッチャーが投げてもしっかりリード。打撃では一発で仕留められるようにしたい」。センバツ、そしてU18日本代表候補選手強化合宿参加と、大舞台での自信も武器に、頼もしい存在に成長している。