第108回全国高校野球選手権宮城大会の開会式が9日、楽天モバイル最強パーク宮城で行われた。出場する63校56チームは、前大会優勝の仙台育英を先頭に堂々の入場行進を披露した。

今大会は暑さ対策の一環として、例年までは午前中に行われた開会式を、大会史上初となる午後3時45分から行った。それでも、開始時点での気温は27度を超え、強い日差しが照りつけた。全チームが入場行進を終えると、給水時間が設けられた。また、式に参加した審判団は今大会から導入する白帽子を着用。選択が可能となった白シューズを着用する審判団が多数を占めた。

暑さ対策の効果はてきめんだった。昨年は選手や観客を合わせ7人が体調不良を訴え、うち2人が緊急搬送された。だが、今年の体調不良者は生徒2人まで減少。いずれも症状は自力での歩行が可能な軽度で、すでにチームに戻っているという。県高野連・春日川孝会長は「(夕方は)普段練習している時間ですし、その時間の方が体が慣れているのではないかなと思います」と見解を示した。

暑さ対策以外での利点もあった。県高野連・松本嘉次理事長は「(天候状況による決行の有無の)判断がしやすいです。これまではチームが出発する時間を考えると、早朝の判断が必要だったので、夕方開催となれば連絡も容易ですし、(チームの)写真撮影の時間もたくさんあるので」と話した。さらに、午前中は学校での学習時間も確保できるメリットもあった。

来年度以降は未定。大会後に行われる反省会での意見をもとに、決定する予定だ。