白樺学園が帯広三条に4-3で競り勝ち、24年以来2年ぶり5度目の夏の甲子園へ、王手をかけた。今春の十勝地区予選で敗れた相手に、バント安打で3点をもぎとりリベンジ。同校として初の3年連続決勝進出を果たした。クラークは延長11回、3時間14分の死闘制し、3年ぶり3度目の優勝へ、あと1勝とした。
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クラークが土俵際で粘り、41年ぶりの聖地を狙う旭川龍谷を、うっちゃった。2点リードされた延長11回2死二、三塁、新川悠真外野手(3年)が、左中間への2点適時三塁打を放って追いつき、直後のサヨナラ勝ちをお膳立てした。「自分が倒れたら引退。悔いが残らないよう思いきり振り抜けた。三塁に着いたときの歓声はすごく気持ち良かった」と喜んだ。
2点を追う6回2死一、三塁のチャンスを、遊撃併殺打でつぶしていた。「あそこで流れが一気に向こうにいってしまった。何とか最後で一本打ちたかった」。ボール気味の低めのスライダーを器用にすくい上げ、佐々木啓司監督(70)は「すごい当たり。あの低さは手が出ないよ。神がかってるね」と驚いていた。
新川は春季大会後の練習試合で、バントの際に右手人さし指を骨折。「気持ちが1回、折れたけど、最後の夏、甲子園にいきたいと頑張ってきた」。今大会初戦の岩見沢緑陵戦は、守備面で万全ではなく途中交代だったが、2戦目の帯広農戦から4試合連続安打、フル出場と気を吐き、この日は今夏初の複数安打で勝利を呼び込んだ。
佐々木監督にとっては、駒大岩見沢監督時代にコーチ、部長を務めた旭川龍谷・高橋健監督(54)に4連勝。まな弟子から「まだ力が足りないです」とあいさつを受けると佐々木監督は「恩返しされるところだった…」とぽつり。ひりひりした戦いを制した勢いで、一気に頂点へと駆け上がる。【永野高輔】

