聖隷クリストファーの最速150キロ左腕・高部陸投手(3年)が挑んだ2年連続の甲子園は、初戦で幕を閉じた。7回2死一、二塁のピンチ。直球で完全に詰まらせた打球が、高々と上がる。捕ってチェンジ…のはずだったが、これを中堅の鈴木悠陽外野手(3年)が落球。終盤で失った重い1点が勝敗を分けた。

9回6安打10奪三振1失点(自責0)の力投も報われず、大会を去る。それでもエースは、自らの反省を口にした。「ピンチの場面は、逆に流れを持ってくるために、狙って三振を取るとやってきた。今日は、それができなかった自分の力不足…」と唇をかんだ。

昨夏に続く聖地。1年間の成長は見せた。静岡大会では自己最速タイの150キロを連発した直球が、この日は140キロ台前半と走らなかった。万全とはいかない中、今春のU18日本代表候補強化合宿で沖縄尚学・末吉から教わった新球のカーブを効果的に使いながら追加点は許さず。「自分らしい投球は、最後までできたと思う」とうなずいた。

進路については、大会前から公言していた大学進学を改めて明言。「もっと勝てる投手になって、プロに行きたい。すべてにおいて支配できる投手になるために、大学でもっとレベルアップしたい」としっかりと前を向き、言葉をつないだ。【前田和哉】

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