激戦区を勝ち抜いた強豪同士が、初戦から激突する。153チームの代表・履正社(大阪)と、今大会最多の174チームを勝ち抜いた享栄(愛知)が顔を合わせる。大阪も神奈川の172チームに次ぐ3番目の参加チーム数を誇り、両校とも厳しい地方大会を制して甲子園切符をつかんだ。

今春の県大会を制し、東海大会で準優勝を果たした享栄は、豊富な投手力が武器だ。愛知大会では6投手がマウンドに上がり、6試合でわずか8失点と、相手打線を封じてきた。注目は背番号1で、打者として4番を打つ二刀流の坂本亮太投手(3年)。地方大会では背番号10だったが、甲子園からエースナンバーを託された。坂本は「投げる機会があれば必ず0点に抑えて、打席では相手のピッチャーを攻略したい」と投打での活躍を誓う。

一方の履正社は、大阪大会7試合で66得点を挙げた強力打線が自慢だ。決勝の箕面学園戦では24安打16得点と打線が爆発。打線の中心を担うのが3番・小杉悠人内野手(3年)と4番・辻竜乃介内野手(3年)だ。小杉は大阪大会で打率3割超に加え、7盗塁を記録。走攻両面でチームを支える。主将の辻は打率4割超と確実性を誇り、大阪大会ではチーム最多の15打点。勝負強い打撃で打線をけん引してきた。

「投手力」の享栄と「打力」の履正社。ともに激戦区を制した両校が、初戦から持ち味をぶつけ合う。