有明(熊本)のスピードスターが自慢の快足で甲子園を沸かせた。
1番の永田晴輝(ながた・せいき)内野手(3年)が1点リードの3回先頭で中越え二塁打で出塁。1死後、すかさず三盗を決めた。捕手が送球できない完璧なスチールだった。
本領発揮はここからだ。実田聡志(さねだ・そうし)内野手(3年)のほぼ三塁正面へのゴロで果敢に本塁へ突入。ヘッドスライディングで間一髪、生還を決め、リードを2点に広げた(記録は野選)。
NHKの解説者の杉本真吾氏(61=元米子東監督)は「これ、普通ならアウトですよ」と驚きを隠せず「トップスピードに乗るのが本当に早い」と舌を巻いた。永田は熊本大会5試合で6盗塁をマークしている。
1回戦の立命館宇治(京都)戦で1点を追う9回2死満塁で走者一掃の逆転二塁打。2安打5打点でミラクルな甲子園初勝利を導いた。7月末に発生した熊本地震に触れ「たくさんの被災者がいる。勇気を与えられるプレーをしたい」と2回戦以降に向けて力を込めていた。

