智弁和歌山が1点を追う8回に再逆転、そのまま逃げ切って5年ぶり4度目の優勝を果たした。
8回表に逆転2ランを打たれたが、その裏にスクイズと相手暴投で逆転した。
8回に代打で登場し、逆転を呼び込むバントを決めた主将の松本虎太郎(3年)は「うれしい気持ちでいっぱいです。最後にこうやって優勝できてうれしい」と喜びを爆発させた。
自身は最後の夏を目前に控えた6月初旬、腰が痛くて立つことができなくなった。精密検査で「腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニア」と診断された。当初は治療しながら復帰を目指したが、それでは大会に間に合うか分からず「(可能性に)懸けて」と手術に踏み切った。
メスを入れたのは6月30日。医師には復帰まで2カ月かかるとも言われていたが、懸命なリハビリで驚異の回復。7月25日の和歌山大会準決勝で代打で復帰し、決勝でも1打席に立つと、背番号を17から10にして甲子園に戻った。
松本は「最後にこうやってここの舞台に戻って来れて仲間と一緒に優勝できて、よかったです」と語り、智弁和歌山の強さの理由を聞かれると「粘り強さだと思います」と胸を張った。

