智弁和歌山(和歌山)が健大高崎(群馬)を4-3で破り5年ぶり4度目の日本一に輝いた。閉会式では日本高野連の北村聡会長(70)が4分間にわたるスピーチで大会を振り返り、智弁和歌山ナインに「今、皆様は日本一の頂に立ちました。そこからはどんな景色が見えているのでしょうか。この景色を生涯忘れることなく、これからの人生を歩んでいただきたいと思います」とエールを送った。

また惜しくも準優勝となった健大高崎については「あと一歩のところで同じ景色を見ることができなかったその悔しさや落胆は、皆様のこれからの人生において必ず大きな礎となります。ここまで勝ち抜いてこられたことに心から敬意を表します。そして試合後、勝者に惜しみない拍手を送られたアルプス応援団の皆様にも深く敬意を表いたします」とたたえた。

大会を総評し「熊本地震の影響を受けながら初出場でベスト8へと突き進んだ有明高校、大会期間中に発生したから大雨の影響から復興を願い、24年ぶりの出場で被災者の方々に元気を届けた拓殖大学紅陵高校、そして57年ぶりの出場で地元・秋田県民の大声援を受けた横手高校をはじめ、全ての出場校がグラウンドで躍動する姿を見せてくれました」と出場校の名前を挙げながら頑張りをたたえた。

そして「今から100年余り前、この大会が始まった頃、日本人の平均寿命は40歳程度であり、16歳まで生き延びることができたのは生まれた人の約半数にすぎませんでした。皆さんは、またとない存在です。きょうという日は、二度ときません。どうか命を大切に、そして平和に感謝しながら、これからの人生を送ってください」と呼び掛けた。

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