今夏甲子園8強の仙台育英が仙台一に快勝し、3大会連続28度目の秋の頂点に輝いた。
先発の福井勇翔投手(2年)が6回1/3を3安打無失点。その後は斎藤琥珀投手(2年)、早川瑛伍投手(1年)、加藤綾翔投手(2年)とつなぎ、4投手で零封リレーを決めた。福井は「得点圏に走者を進めることもありましたが、そこで1本出されることなく抑えられたのはひとつ自分としても大きかった。失投もあったので、もっとこだわって東北大会まで準備をしていきたい」と収穫と課題を得た。
打線は、初回2死一、二塁から有本豪琉内野手(2年)の右中間への適時二塁打で2点を先制。終盤にも好機を逃さず6回に3点、7回に4点と突き放した。
予選から6試合で60得点の攻撃力、6投手を起用した投手陣も5失点と盤石だった。須江航監督(43)は「この新チームになったことをきっかけに、今までの自分を変えていこう、チームをもっとより良いものにしていこうというトライやチャレンジがあったことが最も大きな収穫だったと思います。一試合一試合、一打席一打席、一球一球に緩やかにですけど成長が感じられました」と振り返った。
秋の3連覇を果たし、出場を決めている地元開催の東北大会(10月12日開幕・宮城)に向け、弾みをつけたが、「まだスタートラインに立てていない」と3年間遠ざかるセンバツへの道のりを見据えた。「やはり、秋なので投手力が問われると思います」。投手力底上げのため県大会では背番号1・古川諒弥投手(2年)以外の投手の成長も促した起用。同時進行で紅白戦も行ってきたという。「今までげがでなかなかベンチに入ってこられなかった子たちも状態が上がってきた。いい投手陣で臨める目処はたったので、投手力を前面に押し出しながら、大会を勝ち上がってきたいと思います」と力を込めた。

