<高校野球大阪大会:明星1-0泉陽>◇15日◇1回戦

 夏8度、春4度の甲子園出場を誇る明星が1-0で泉陽を破り、初戦を突破した。春の大阪大会16強の実力校から、3回裏2死三塁で1番篠崎友吾主将(3年)が遊撃内野安打を放って先制。左腕楢木大地(3年)が5安打完封で1点を守りきった。63年夏に豪腕池永正明擁する下関商を決勝で破って甲子園を制した古豪は進学校となり、72年夏を最後に甲子園出場がない。現在も連日7時間授業があり、この日も午前中に2時間授業を受けて試合に臨んだ。監督は「今だけでも何とか野球に集中させてやりたいが、仕方ありません。そんな中でここと言うときに集中力を発揮してくれた。特に3年生。最後は鳥肌が立ちました」と選手の頑張りを手放しで褒めていた。