<高校野球宮城大会:利府3-2佐沼>◇21日◇決勝◇コボスタ宮城

 接戦を制した利府が、創部31年目で初優勝を飾った。

 4回2死二塁、6番竹内幹哉外野手(3年)の右前に落ちる適時打で先制。1点を追加した直後の5回裏に追いつかれたが、6回2死三塁から渡辺智也投手(3年)の左翼への三塁打で勝ち越した。7、9回に一打同点のピンチを招いたが、小刻みな継投で逃げ切り。

 投げても2番手として3イニングを無失点に抑えた渡辺は「(決勝打は)インコースを狙って振り抜いた。いいところに落ちてくれた。甲子園でも思い切り腕を振って投げたい」と笑顔だった。