<高校野球大阪大会:此花学院6-2上宮太子>◇14日◇1回戦◇久宝寺

 此花学院の今秋ドラフト上位候補、最速153キロ右腕・福田真也投手(3年)が好スタートを切った。強豪の上宮太子相手に6回1/3、2失点(自責点1)で1回戦突破に貢献した。「初戦なので緊張しました。後半はちょっとバテました。もう少し球速が上がれば大丈夫だと思います」。尊敬する山本■(せき)監督(44)の転任の後を追い、倉敷(岡山)から2年の4月に編入。昨年度は規定で公式戦に登板できず、今大会が最初で最後の夏となる。山本監督は「ぎこちなかったけど、投げる度によくなってくるでしょう」と信頼を口にした。ライバルに挙げるのは大阪桐蔭の藤浪だ。この日の速球の最速は145キロだったが、「負けていないと思うのは球の速さです」とキッパリ。目標はプロ。阪神、巨人、中日、ロッテ、ツインズの日米5球団スカウトの前で潜在能力の高さを見せつけた。※■は析の下に日