<高校野球大阪大会:久米田5-4桜塚>◇24日◇4回戦◇南港中央

 久米田が社会人日本一の経験を持つ鈴木昭広監督(40)に率いられ5回戦に進んだ。7回に陣内和博主将(3年)の三塁打で3点差を追いつき、山元亮外野手(3年)が決勝打を放った。大阪8強が最高だが08年から4年連続初戦敗退。現チームは今夏初戦が公式戦初勝利だった。鈴木監督は三菱ふそう川崎に在籍し、都市対抗優勝も経験。引退後に会社勤務を経て教員になり、07年に監督に就任した。団結の重要性を説き「ベンチのみんなでヒットを打たせよう」と鼓舞。陣内主将は「先生にはまず生活態度を教えられた。秋も春も負け、普段やってきたことを出せていなかったのが悔しかった」と過去の思いも込めた。