<高校野球静岡大会:清流館8-1沼津城北>◇13日◇1回戦◇焼津球場

 各球場で激しい雨が降り、試合中断が相次ぐ中、1回戦24試合が行われた。本年度から、大井川と吉田が統合した清流館が、沼津城北を8回コールドで破り、夏大会で記念すべき初勝利を飾った。初回に1番長谷川貴史(3年)が起点となり2点先制。援護を受けた曽根伸大投手(3年)が無四球で8回を投げきった。残る1回戦24試合は19日に行われる。

 清流館は最後の打者を二ゴロに打ち取り、記念すべき1勝を手にした。球場で初めて校歌を歌い、雨の中応援してくれたスタンドの仲間に向かって駆けだした。3安打3打点と活躍した長谷川は「音程はずれてもいいから思いきり歌いました。初めての校歌だったので、幸せでした」と笑顔がはじけた。

 長谷川は昨年9月の練習試合で右目に死球が直撃、眼底骨折の重傷を負った。今年の2月にようやく復帰。リハビリ中は歩く程度しか体を動かせなかったが、家でイメージトレーニングを行い、復帰してからの打撃練習では、強くたたきつける打撃を意識した。6月には岐阜・多治見工と練習試合を行い本塁打を放つなど復活した。

 4回終了時に雨が激しくなり試合が中断。72分間にも及んだが集中力は切らさなかった。大石泰広監督(40)は「普段から、雨がやめばすぐに練習再開しているので、今日も、選手たちはいつでも再開出来る状態にあった」と話した。

 2回戦で浜松商と対戦する。曽根投手は「今日はコースを狙って抑えられたので、次も低めを意識して、攻める気持ちを持ちながら冷静に戦う」と2度目の校歌斉唱に向けて気持ちを高めた。【大野祥一】