<高校野球神奈川大会>◇30日◇決勝

 東海大相模が、横浜を9-3で下し、センバツにつづく春夏連続の甲子園出場を決めた。同校の夏の甲子園出場は33年ぶり。エース一二三(ひふみ)慎太投手(3年)が4安打3失点で完投し、打線は14安打9得点と投打がかみ合った。

 センバツ出場時は上手投げだった一二三はこの夏、試行錯誤の末に横手投げで挑んだ。この日も、力みのないフォームから140キロ前後の力のある直球とスライダーを武器に、凡打の山を築いた。門馬敬治監督(40)は「一二三はすごくよく頑張った。あいつが一番苦しかった。それをはねのけた大会だった」と、一皮むけたエース右腕をたたえた。