オリックスの清原和博内野手(41)はセレモニーで以下のようにあいさつした。

 皆さん、本日は清原和博のために、そしてオリックスバファローズのために来てくださり、本当にありがとうございました。

 プロ入りして23年間、色々ありましたけれども、今日、子供のころ、いつもテレビで見ていた世界の王さんから花束をいただき、心から感謝しております。

 そして11年間、僕を育ててくれた西武ライオンズ。昨日、渡辺監督をはじめ西武ナインに、そしてファンの皆様に胴上げをしていただき、この場を借りて、お礼を申したいと思います。西武ライオンズ…ありがとうございました。そして、自分の夢であったジャイアンツで9年間お世話になり、つらいこと、悔しいことたくさんありました。それでも一番の僕の心の支えは球場にかえってきた時、ファンの皆さんのあたたかい声援と拍手でした。ジャイアンツファンの皆さん、9年間どうもありがとうございました。

 そしてオリックスバファローズに入団しましたが、思うように活躍できず、大阪、そして、オリックスバファローズの皆さん、本当に申し訳ありませんでした。

 でも、今年はチームはクライマックスに進みます。僕は出場できませんが、オリックスの若い選手は必ずやってくれると信じています。

 そして、このユニホームを着さしてくれた………天国の仰木監督。今日はイチローもシーズンが終わってすぐ来てくれました。ありがとうございます。

 阪神タイガースの金本選手は僕が足をケガしたらファンの中に混じって治療器を持って立ってくれるような、そんな男でした。…金本選手、金もっちゃん、ホンマにありがとう。

 本当に、大阪、そしてオリックスのユニホームを着たことを誇りに思い、今日、引退させていただきます。全国のプロ野球ファンの皆さん、23年間、応援どうもありがとうございました。