ヤンキース一筋に20年間プレーし14年限りで引退したデレク・ジーター氏(42)が14日(日本時間15日)、ニューヨークのヤンキースタジアムで背番号「2」の永久欠番式に出席した。7年間ともにプレーした松井秀喜氏(42)も駆け付けた。来賓約20人の中で11番目に登場した松井氏は、4万7000人を超える満員のスタンドがひときわ盛り上がり、マリアノ・リベラ氏、バーニー・ウィリアムズ氏ら人気者レジェンドに並ぶ大歓声を浴びた。松井氏はジーター氏について「いつもそこにいる選手。勇気づけられるというよりも、安心させてもらえるという、そういう存在」と振り返り、式典中には久々に再会したジーター氏とハグをして喜んだ。

 式典は1時間近くかけて盛大に行われ、第1子妊娠中のハンナ夫人ら家族も寄り添い見守った。式典後の会見では、マーリンズ買収の渦中にあるためそれについての質問も飛んだが「今日はヤ軍の一員としてここにいる。何も話すことはない」とかわした。