ヤンキース田中将大投手(28)とレンジャーズのダルビッシュ有投手(30)がメジャーで初対決し、名勝負を演じた。互いに1歩も譲らず、田中は8回3安打9奪三振、ダルビッシュは7回2安打10奪三振で、ともに無失点に抑えた。メジャーリーグでも球史に残る投手戦を日本人2人が演出した。

 ダルビッシュと田中の白熱した投手戦は全米でも大きな話題になった。米ヤフースポーツは「今季だけでなく、ここ最近のシーズンを含めても最高の投手戦の1つ」と表現。地元メディアは特に田中の復調を大きく取り上げ、球団公式サイトは「田中が素晴らしい投球を披露し再び軌道に乗った」とたたえた。ニューヨーク・ポスト電子版は「ダルビッシュの存在のおかげで、田中は内に秘めていたエースらしさを再発見した」と、投げ合いが好影響を与えたと伝えた。