大リーグ公式サイトの有望株ランキングで、ヤンキースの8位にランクされているダスティン・ファウラー外野手(22)が、メジャーデビュー戦で今季絶望となる悲劇に見舞われた。

 同外野手は29日に傘下3Aスクラントンから大リーグへ昇格。同日のホワイトソックス戦でさっそく「6番右翼」としてスタメン出場した。

 しかし1回裏の守備でアクシデントが発生した。相手3番アブレイユの右翼線へのファウルを追いかけた際、勢いあまってスタンドとフィールドを隔てる壁の上の手すりに激突。自力で歩くことができないほど右膝を強く打ちつけてしまった。

 ニューヨーク・タイムズ電子版によると、カートでグラウンドから運びだされたファウラーはそのまま近隣のラッシュ大メディカルセンターへ移された。右膝蓋腱(しつがいけん)断裂と診断され、ホ軍のチーム医師による手術を受けたという。

 ジラルディ監督によると、ファウラーは今季絶望の見通し。大リーグで1打席も立たずに長期離脱となってしまったが、さらに強くなって戻ってくることを期待したい。