タイガースのイアン・キンズラー内野手(35)が、審判への批判的な発言で大リーグ機構(MLB)から罰金1万ドル(約110万円)を科されていたことが分かったと、21日付のESPN電子版が報じた。

 キンズラーは14日のレンジャーズ戦でストライク判定を巡って抗議などし、ヘルナンデス球審から退場処分を受けた。翌日、同球審に対し「試合をぶち壊している。別の職業を探した方がいい」などとのコメントをしていた。

 米ヤフー・スポーツによれば、MLBが多額の罰金を科すのは珍しく、昨年5月にレンジャーズのルーグネッド・オドル内野手がブルージェイズのホセ・バティスタ外野手の顔面にパンチを見舞ったときでも、オドルは罰金5000ドル(約55万円)と7試合の出場停止。罰金額が1万ドルを超えたのは、10年に処分を受けた元DeNAのナイジャー・モーガン外野手(当時ナショナルズ)以来だという。モーガンはマーリンズ戦で背後へ投球を受けた後、投手に走り寄って大乱闘の発端となり、MLBから罰金1万5000ドル(約165万円)と8試合の出場停止処分を受けた。