引退試合を終えたロッテ井口資仁内野手(42)が28日(日本時間29日)、05年から2年半在籍したシカゴ・ホワイトソックスの本拠地ギャランティードレート・フィールドで始球式を行った。

 05年世界一に貢献した主力選手の「引退セレモニー」として、オーナーのジェリー・ラインズドルフ氏、当時のオジー・ギーエン監督らによるメッセージが電光スクリーンで流された。その後、ホ軍の背番号「15」のユニホーム姿で登場すると、地元ファンから大きな拍手で出迎えられた。

 セレモニー前には、日米報道陣の前で会見。「21年間の現役生活を終えて、またここに戻ってこられたのはありがたいこと。自分の夢だったメジャー挑戦ができて、リングがもらえたことが1番ですね」と、終始、穏やかな表情で米国での思い出を語った。