ヤンキースがサヨナラ負けを喫し2連敗した。

 この日は先発右腕セベリーノが4回まで1失点と好投していたが、投球中に右肩を気にするしぐさを見せたため、ジラルディ監督が用心のため早めに交代。5回以降は継投となり、救援陣も好投を続けたが、1-1の9回に4番手で登板した守護神チャプマンが1死無走者で今季MVP候補のアルテューベに左前打、次の4番コレアに右中間へ適時二塁打を浴びサヨナラ負けした。

 リーグ優勝決定戦でヤンキースが2連敗でスタートしたのは80年(対ロイヤルズ)、12年(対タイガース)に続き球団史上3度目で、過去の2度はいずれもスイープされている。初戦に登板した田中将大投手(28)は第5戦にも登板する予定だが、次の2戦で1勝しなければ、田中の次登板もなくなることになる。

 ジラルディ監督は「2試合連続でタフな敗戦になった。しかし次の(本拠地ヤンキースタジアムで現地16日に行われる)第3戦に備えるのみだ」と話し、前日の登板で内ももに打球を受けた田中について「あざにはなっているだろう。でも田中は第5戦に先発だ」と強調した。