青木は来年1月に36歳になる。日米にわたるプロ生活が15年目を迎える来季へ、所属先は日米両球界で幅広く模索していくことになるとみられる。

 今季はア・リーグを制したアストロズで控えに甘んじ、移籍したブルージェイズでは戦力外になるなど苦しい時期が長かった。だが、終盤に加入したメッツで出場機会に恵まれ、存在感を示した。「今も打撃のレベルが上がっている実感はある」とメジャー残留に自信をにじませていた。

 今回、自由契約になったことでネックになっていた高額な年俸は支障がなくなった。日本球団が獲得に名乗りを上げる可能性もある。今季終了直後に「今は本当に何も考えられない。代理人に任せてある」と話していた青木が大きな転機を迎えた。(共同)