ドジャースはアストロズに1-5で敗れ、対戦成績を3勝4敗とされて88年以来29年ぶりの世界一を逃した。アストロズは初のワールドシリーズ制覇。

 ダルビッシュ有投手が世界一をかけた一戦に日本人投手としては史上初めて先発したが、1回いきなり先頭のスプリンガーにスライダーをとらえられ、三塁線を破る左二塁打で無死二塁のピンチ。2番ブレグマンは一ゴロに打ち取ったが一塁手がベースカバーに入ったダルビッシュに悪送球して先制点を奪われ、その後、盗塁と内野ゴロで2点目を失った。2回も先頭の6番マキャンを四球で歩かせ、7番ゴンザレスの左二塁打で無死二、三塁となり、1死後に投手のマクラーズの内野ゴロの間に3失点目。続く1番スプリンガーにフルカウントから甘い速球を左中間スタンドへ運ぶ2ラン本塁打を浴び、2回途中5失点(自責4)でマウンドを降りた。第3戦でも2回途中6安打4失点でKOされており、ワールドシリーズは2試合連続で2回を持たず降板となった。

 ドジャースは3回からエースの左腕カーショーが中2日で登板し、4回を無失点に抑える力投。7回からはクローザーのジャンセンをマウンドに送り味方打線の反撃を待ったが、アストロズの先発陣も投入した継投にかわされ、6回に代打イーシアの適時打で1点を返すのがやっとだった。

 前田健太投手は登板しなかった。