パナマ出身の21歳右腕の好投でエンゼルスが快勝した。メジャー4度目の登板となったハイメ・バリア投手(21)が、6回途中5安打無失点。直球、チェンジアップ、スライダーがさえ、ロッキーズ打線を封じた。投球を振り返り、「全力でいった。勝つために、低めにボールを集めようと思っていた」と笑顔を見せた。

 大谷翔平投手(23)の加入で、チームは春のキャンプから先発6人ローテーションの方針を固めているが、開幕後にJ・C・ラミレス投手(29)が右肘靱帯(じんたい)の部分断裂で長期離脱、マット・シューメーカー投手(31)も右肘痛から復帰しておらず、苦しい状況だった。

 21歳のバリアが先発ローテーション投手として頭角を現し、ここまで3勝を挙げてチームを救っている。マイク・ソーシア監督(59)も、「非常に素晴らしかった。我々に勝つチャンスを与えてくれた」とチーム最年少の右腕をたたえた。