マリナーズのイチロー球団会長付特別補佐(44)が5日(日本時間6日)、アストロズ戦(ヒューストン)前の早出特打で打撃投手デビューした。試合開始から4時間以上も前にチームメートに約100球。「いい練習になる。面白い」と気持ちよさそうだった。地元シアトルタイムズ電子版によると、もともとベンチ裏のケージで投げることもあり、サービス監督が約10日前にイチローに打診して決まったという。

 この日のアストロズ戦では打撃投手を務めた打者2人が活躍。2回に8番ギャメルが中前打で突破口を開き、9番ズニーノが左翼に高々と2ラン。チームは5連勝を飾った。打撃投手をする意味について「指先の感覚で(送球は)どこに行くかが決まる。肩を使うことももちろん大事」と説明。今後もフリー打撃を手伝うかを問われ「打者がこれでよければ」と謙遜した。