9日(日本時間10日)にタイガース傘下のマイナー、3Aトレドを自由契約となった田沢純一投手(32)が、大谷翔平投手(24)の所属するエンゼルスとマイナー契約したことが13日(同14日)分かった。

 代理人のネズ・バレロ氏は「田沢も我々も楽しみにしている。アナハイムで今年、(大谷と)一緒に投げられることを望んでいる」と話した。同日、田沢はエンゼルスのマイナー施設があるアリゾナ州のテンピで調整を始めた。

 今季はマーリンズで開幕を迎えたが5月に戦力外となり、6月にタ軍へ移籍。7月に自由契約となっていた。一方のエンゼルスは今季、守護神として起用されていたケイナン・ミドルトン投手(24)や開幕投手を務めたギャレット・リチャーズ投手(30)ら、投手陣が続々と故障離脱。苦しい状況が続いていた。

 田沢の加入についてソーシア監督は「2、3年前、素晴らしいボールを投げていたし、もし同じような活躍ができれば間違いなくブルペン陣の力になれる」と期待した。

 田沢は2009年にレッドソックス入り。同年にメジャーデビューし、13年にはワールドシリーズ制覇に貢献した。大リーグ通算成績は379試合で21勝26敗4セーブ、防御率4・16。