ドジャースがレッドソックスに1勝4敗で敗れた。2年連続でワールドシリーズに進出したものの、1988年以来の世界一はまたしても持ち越しとなった。

立ち上がりの初回、頼みのエース左腕カーショーが3番ピアースに2ランを浴び、先制された。

だが、その裏、ドジャースの1番フリースが、初球を右翼席へ運び、すかさず1点差に迫った。

その後、カーショーは5回まで追加点を許さず、踏ん張ったものの、6回には1番ベッツ、7回にも4番マルティネスにソロ本塁打を喫した。

打線もわずか3安打11三振と、反撃できずに終戦を迎えた。

救援で待機した前田健太投手(30)は、登板機会がなく、ブルペンで敗戦の瞬間を迎えた。

試合後は「終わってしまったというのが、すごく悔しいです。ただ、ここまで来られたというのは、すごく幸せだと思いますし、チームに感謝したいと思います」と感想を口にした。

今季は、先発として20試合、救援として19試合に登板し、8勝10敗、防御率3・81の成績だった。

メジャー3年目については「数字以上に手応えのある1年だったので、来年に向けてすごく楽しみな部分も多いです」と、落ち着いた表情で振り返った。