今季フリーエージェント(FA)市場の目玉であるブライス・ハーパー外野手との再契約に向け、ナショナルズが9月に積極的なオファーを出していたようだ。MLB公式サイトが伝えている。

米紙「ワシントン・ポスト」が6日夕方に報じたところによると、ナショナルズはレギュラーシーズンの最終日にハーパーに長期契約のオファーを出し、却下されていたという。正確な契約条件は明らかにされていないが、同紙によれば“アグレッシブなオファー”だったとのこと。ただし、ハーパーが要求すると思われる4億ドル(約454億9000万円)には届かなかったようだ。

米大リーグの球団幹部や代理人らが集まるゼネラルマネジャー(GM)会議に出席しているナショナルズのマイク・リゾGMは6日、「我々は確かに彼と契約しようと試みている。彼は我々の選手だ。今後どうなるか楽しみにしている」とコメント。

同GMは「彼は我々にとって大切な選手だ。いかなるドアも閉じるつもりはない」と契約に意欲を見せつつも、ハーパー獲得競争に「期限を設けることは当然と思われる」とも述べ、永遠に待つわけにはいかないとの姿勢も示していた。