日本プロスポーツ大賞授賞式典が20日、都内で開催され、エンゼルス大谷翔平投手(24)が、2年ぶり2度目の大賞を受賞した。式典ではプレゼンターとして登壇した安倍晋三首相が、トランプ大統領との会食の際、会話に挙がった秘話を披露。野球界の枠を飛び越え、米国のトップからも認められた。

二刀流を一時封印しても、大谷の飽くなき向上心は揺るがなかった。2年ぶり2度目の大賞受賞。「来年、再来年と何度でも受賞できるように頑張っていきたい」。メジャー1年目、投げては4勝、打っては22本塁打、走っては10盗塁。今季終了後に右肘靱帯(じんたい)再建手術を受け来季は野手専念だが、連続受賞を宣言した。「いい時も悪い時もあったけど、それも含めて楽しめた」と充実の1年だった。

ベースボールの母国を「SHO TIME」で沸かせたOHTANIは、トランプ大統領にも認められていた。プレゼンターとして登壇した安倍首相が4月の日米首脳会談で会食の際、同大統領から「大谷はすごいな!」と言われた裏話を披露。首相秘書がスマホで画像を見せると「メラニア(夫人)、世界でオレに次いでいい男だ!」とプレーだけにとどまらず、ルックスも絶賛したという。

大谷は、来季の戦線復帰を目指してリハビリ中。今後は米国で精密検査を受け、復帰プランを組む予定だ。「今、地味な練習をやっていけば、実戦に戻ったときにスムーズにいける。どの時期になるか分からないけど、なるべく早く戻りたい」と、再び米国もトランプ大統領も、驚きで沸かすつもりだ。【栗田成芳】