カブスのダルビッシュ有投手(32)が21日(日本時間22日)、現役引退を発表したイチローとの思い出を語った。

初めての接点は、2006年WBCの壮行試合だった。12球団選抜のメンバーとして先発したダルビッシュは、初回、いきなり1番イチローと対戦。「ライト前に痛烈なヒットを打たれたのがすごく印象に残っています」。その後、2009年WBCでは、チームメートとして2連覇の美酒を味わった。

2012年のメジャーデビュー登板ではマリナーズと対戦し、1番イチローに時速96マイル(約155キロ)の速球をレフト前へ運ばれた。その後も、見応えのある対戦は続き、成績は通算24打数8安打、打率3割3分3厘だった。

引退の一報、会見の感想について「また来年から復帰する可能性もありますから、そこは分からないので」と、早くも現役復帰を期待? する一方で、さらに続けた。

「お疲れさまでした、というのも、何かイチローさんは嫌がりそうだし、(会見で)明日からトレーニングするって言ってましたし、多分そうでしょう。またシーズンオフになったら神戸で毎日、打撃とかしてると思うので、またそこに参加させて頂きます」。

個人的にアドバイスを受ける間柄でもあり、今後は「好きなように、好きなことを言って、好きなことをして、自分のためだけに生きてほしいと思います」と、大先輩イチローへの思いを語った。