ドジャース前田健太投手(30)が25日(日本時間26日)、エンゼルス戦(エンゼルスタジアム)に先発した。3回5安打3失点でオープン戦最終登板を終え、「最後の確認というか、全球種をしっかり投げられた。(キャンプ地の)アリゾナとは違った雰囲気の中で投げた。メジャーリーグの雰囲気とか球場をもう1度思い出しながら投げました」と納得顔だった。

初回は1番カルフーンにいきなり先頭打者弾を浴びた。初球の91マイル(約146キロ)を左中間に運ばれた。登板後は「あれはダメですね」と苦笑いしつつも「キャンプ中なので、先頭打者の初球はストレートでストライクを投げる感じでスタートしよう、と。シーズンではない(配球)。あれは仕方がない」と余裕の表情。2番打者以降は2三振を奪って3者連続で凡退させた。

2回は1死から6番スミスに左翼フェンス直撃の二塁打を許し、7番フレッチャーには内野陣が敷いた変則シフトの裏をかかれる形で右前適時打を献上。3回には2番トラウトに粘られた末に右前適時打を許した。それでも「シーズン前にいい打者と対戦できて、いい練習にもなった。内容も悪くはなかった。変なヒットもたくさんありましたけど」。最速は94マイル(約151キロ)で無四球だった。

キャンプ突入からの実戦成績はマイナー選手相手の練習試合1戦を含め、計6試合18イニングで7失点、防御率3・50。シーズン突入後は開幕3戦目の30日(同31日)ダイヤモンドバックス戦(ドジャースタジアム)に先発する。