ドジャース前田健太投手(31)が、6回3安打2失点1死球6奪三振と好投。5月10日から4連勝で、今季7勝目(2敗)を挙げた。

立ち上がりから快調で、1回、2回、3回といずれも3者凡退と、1巡目はパーフェクトに封じた。

前田の好投に応えるかのように、ドジャース打線が3回裏、2番マンシーの2ランで2点を先制した。

前田は4回、先頭のマカチェンにソロ本塁打を浴び、1点差に迫られた。

5回表2死一、三塁からは投手アリエッタに適時打を許し、2-2と同点に追い付かれた。

それでも、ドジャース打線が前田を援護した。5回裏には、1番ピダーソンのソロ本塁打で勝ち越し、さらに3番シーガーの2ランで、5-2とリードを広げた。

6回は2番からの好打順を3者凡退に仕留めた。

その裏、打順が回ったところで代打を送られた。球数は88球。防御率は3・61。

相手は東地区首位を走るフィリーズ。試合後の前田は「フィリーズ打線は本当いい打者がたくさんラインアップに並んでいるので、その意味では自信になる内容だったと思います。粘り強く投げることができてチームも勝てたんで良かったと思います」とにこやかな表情で振り返った。

開幕から5月までの2カ月間で7勝をマークしたのは、2014年のヤンキース田中(8勝1敗)以来。

それでも「大事なのは1年間トータルで成績を残すこと。あまり満足せずに、1年間通して安定して結果が残せるように努力していきたいです」と引き締めていた。