ヤンキース田中将大投手(30)が、日本選手で初めてオールスター戦で勝利投手となった。
ア・リーグの2番手として0-0の2回に登板し、1回を1安打無失点、1三振に抑え、直後にチームが勝ち越した。4-3の9回にはチームメートの守護神チャプマンがマウンドに上がり、3者三振でセーブを記録。米記録会社「STATS」によると、同一チーム所属の選手が球宴で白星とセーブを挙げたのは、マリナーズのフレディ・ガルシアと佐々木主浩が01年球宴で記録して以来、18年ぶりだという。ガルシアは0-0の3回を、佐々木は4-1の9回を3者凡退に抑えた。
STATSやMLB公式サイトでは他にも以下の記録が紹介されている。
▼ナはドジャースの柳賢振が先発投手、同僚のベリンジャーが4番を務めた。ドジャースの選手が両位置で先発出場したのは95年野茂英雄、マイク・ピアザ以来2度目。
▼アはアストロズ勢のスプリンガー、ブレグマン、ブラントリーがチーム3本目までの安打を記録。同一チーム所属の選手がチーム最初の3安打を打ったのは球宴史上初。
▼ナの新人アロンソ(メッツ)が8回2死満塁で2点適時打。新人選手による2打点は球宴最多。
▼アの投手陣が計16奪三振。9回終了試合ではオールスター最多記録。
▼アのギャロ(レンジャーズ)が7回に初球をソロ。打球速度111・5マイル(179・4キロ)は、スタットキャストが測定を開始した15年以降の球宴で最速。