古巣へ届け! 元DeNAのアストロズ・グリエル内野手が豪快な1発を放ち、たくましい姿を見せた。

14年シーズン途中からDeNAに加入し、打率3割5厘、11本塁打と活躍した右の強打者は、巨人と首位争いを続ける古巣に対し「日本のプロ野球にも注目しているよ。頑張っていると聞いてうれしい」と笑顔。さらに「ジャイアンツに勝つというのは大事なこと。僕も分かっている」と、DeNA選手の思いを代弁するかのように語った。

日本でのプレーはわずか4カ月ほど。それでも強烈な印象を残し、メジャーでの活躍が注目されている。グリエルは「すごくうれしいね」と愛くるしく笑った。元チームメートのプレーもチェックしており「筒香、梶谷、山崎、みんな友達。二塁は石川? ちょっと前に1000本安打を達成したよね」と、自分のことのように喜んだ。

パイナップルのような髪形がトレードマーク。23日(日本時間24日)のエンゼルス戦では、スペイン語でパイナップル(LA PINA)と書かれたニックネームを背にプレーした。5回2死二塁で右翼へ勝ち越しの26号2ランを放ち「直球が来るかもと思っていた」と配球を読んでの1発に満足そうだった。打率3割5厘、91打点とMLB4年目で自己最高成績。秘訣(ひけつ)は「自分の体をしっかりケアしているだけだよ」とニヤリ笑った。元DeNA戦士も、2年ぶりの世界一へ奮闘中だ。(ヒューストン=斎藤庸裕)